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「人生を盛る器」一覧

陶器は電子レンジOK?知らないと危険な注意点と安全に使うコツ

陶器の器は、手ざわりの温かさや柔らかな質感が魅力です。食卓に並ぶだけで料理をやさしく引き立ててくれますが、「電子レンジにかけても平気なの?」と不安に思ったことはありませんか。 見た目が似ている磁器やガラス製の食器と違い、陶器は素材そのものに“土の性質”が残っています。そのため、電子レ...

お月見団子をのせる器――特別な夜にだけ出番のある楽しみ

三方がつくる、お月見の雰囲気 十五夜といえば、お団子。月にお団子をお供えするときに用いられる伝統的な器が「三方(さんぼう)」です。木で作られた台に穴が開いた形が特徴で、古くから神事やお供えに使われてきました。お月見の夜やお正月にしか登場しないこの器に団子を並べると、それだけで食卓...

みんなで囲む夏の食卓。「和気あいあい」の時間をつくる器たち

お盆に集う、にぎやかな時間 お盆の時期になると、家族や親戚、友人がふとしたきっかけで顔を合わせる機会が増えてきます。「せっかくだから、みんなで食事でも」と自然に囲まれる食卓には、いつもより多めの器、大きめの皿、使い慣れていない取り分け用の鉢などが登場して、どこか懐かしく、あたたかい空気が...

使い心地も「美しさ」のひとつ。器とデザインのいい関係

手になじむ器に、心もふっとなじむ 器を手に取ったとき、「なんだかこの器、気持ちがいいな」と思うことがあります。特別に凝った模様があるわけでも、目を引く色彩があるわけでもないのに、触れてみた瞬間から、すっと手におさまり、料理を盛る手元が自然と整っていくような器。それはたぶん、“使いやすさ”...

失われゆく金継ぎのある景色。「壊れても直して使う」魅力

割れた器に、もう一度光をあつめる技 金継ぎとは、割れたり欠けたりした器を漆で継ぎ、そこに金や銀などの粉をあしらって仕上げる、日本独自の修復技法です。傷を隠すのではなく、あえて見せる。その傷があるからこそ美しい、という価値観がそこにはあります。完璧なものだけを求めるのではなく、壊れたあとに...

器の「高台」の意味とは。手のひらに宿る美意識

見落とされがちな“縁の下” 器を手に取るとき、つい目を向けるのは料理が盛られた側。けれど、器をそっと裏返してみると、そこには小さな「高台」があります。器の底にあるこの縁(ふち)は、見た目には控えめながら、実はとても重要な役割を果たしているのです。 机と器のあいだに少しだけ空間をつく...

人生の節目に新しい器を。大切な瞬間を彩る特別な一皿

別れと出会いの季節、春 卒業式や入学式、転勤や引っ越し、新しい世界へ踏み出す人たちの背中を見送りながら、「おめでとう」と「いってらっしゃい」の気持ちを、器にそっと託したくなることがあります。食卓に並ぶ料理と器は、その日を記憶に残す大切な風景。だからこそ、人生の節目には、その瞬間にふさわし...

子供の成長を見守り願うひな祭り

3月の黄色の3枚目の扉には、大きな壺を思わせる花瓶に、ピンクの色が濃い桃の花が無数に描かれ、扉を開けると桃の香りが広がっています。 「はじめまして」お雛様とのご縁 節分が終わりひと段落すると、1年に1度この時期におひな様がお目見えします。 女の子が誕生...

歳月を超えて続く十五夜と老夫婦の約束

月下のふたり とある老夫婦がいます。 ふたりの夜は、満ち欠けする月の光に照らされていました。 老夫婦は寄り添いながら庭に出て穏やかな十五夜の夜空を仰いでいました。 長い歳月を一緒に歩んできた二人は、月見の夜を特別なものと感じていました。 盃を交わす瞬間 二人は庭に並ぶ縁側に座り、陶芸で作った手作り...

星灯りの下、コーヒータイムは最高の贅沢

星灯りが照らす、輝く夜空の時間 星灯りが点り、夜空が満点の星で煌めく贅沢なキャンプ場。 ときは夜。 大自然の中に囲まれたその場所では、心地よい静けさと星空の美しさが一体となって、キャンプフリークを魅了します。 夜風がそっと吹き抜け、焚き火の明かりがキャンプ場をやさしく照らし出します。 この特別な場...