穏やかな気分にフィットする「心地よい静けさ」
静けさに安らぎを感じる瞬間というものがあります。
自分の気持ちに器の選び方が特に重要です。
心地よい静けさが広がるとき、穏やかで温かみのあるデザインの器がその気分を引き立て、食卓に心安らぐ雰囲気を醸し出します。
穏やかな気分を呼び起こすために、どのような器を選ぶかが鍵となります。
シンプルな美しさがマッチする
穏やかな気分のときには、シンプルで清潔感のある器がマッチします。
シンプルイズベストという考え方はよく耳にするところで、無駄な装飾をそぎ落とし美しい形状や素材のみに焦点を当て、厳かに、主張せず穏やかな気分にあう趣を持っています。
シンプルな美しさは、食事にもスマートな空気をもたらすでしょう。
穏やかな気分と調和する自然の素材
穏やかな気分を大切にしたいとき、自然の素材を用いた器を選ぶ、というのがしっくり来る方も多いことでしょう。
木や石などの自然素材をダイレクトに使った器が持つ温かみや質感は、食卓に自然な安らぎをもたらし穏やかな気分と調和します。
自然素材の器は華美な装飾を必要とせず、その素材が織り成す穏やかな表情が、食事を通じて気持ちや心を落ち着きをもった満足感へいざなってくれることでしょう。
照明との相乗効果を配慮する
器の選び方だけでなく、照明との相乗効果へも配慮があると食卓の演出に対して一層効果的です。
柔らかい灯りは料理も食卓も、その席につく人の顔も優しく映し、穏やかな気分を上質な満足感で包みます。
器と照明が共に調和し、演出される穏やかな空間は食卓はここちよい静けさと安らぎ、穏やかな幸せでいっぱいになることでしょう。
この記事を書いた人
柴山甲一
酒器の案内人
バーテンダーとして様々な酒や人生と出会い、人生の数だけ酒の楽しみ方があることを知る。「酒の楽しみ方=人生」と捉える目線から、一人じっくり酒を楽しめる器や、誰かとの語らいを楽しむ器など、人に寄り添い人に合わせた“人生を変える酒器選び”をナビゲートする。飲食店などへも、料理人自身が選び切れない器の中から「酒と会話と料理と」を引き立てる器を提供し、その強いこだわりには信頼と定評を得ている。
この記事を書いた人
柴山典子
器人(うつわびと)
静岡の陶器屋の家に生まれ、幼少の頃より家庭用・飲食店用など様々な器に触れながら育つ、器屋生まれ器屋育ちつまり“生粋の器人”。“日本”が誇るもの文化やそれが反映された道具には深い敬意をもち、感動と関心で心の拍手が止まらない。未知に対して興味津々、驚きと笑いを一緒に分かち合えたら嬉しく人との繋がりに日々感謝。「和モノ」のみならずインテリア物は大好物。
記事に関連する器のご紹介
いぶし片口中鉢
3,300円(税込)
生子釉5.0浅鉢
2,640円(税込)