
夏の食卓を華やかに!季節感あふれる器で気分転換

いつもの料理が、季節によって器を変える事で、もっと食事が楽しくなります。
夏をイメージさせる色や、軽やかな家囲気を持つ器を使えば、目に写る料理が食欲を倍増させます。
夏のイメージはどんな事を思い描きますか?
色だと白、青、緑や黄色、燃えるような太陽の赤もありますね。南国のイメージや花火も想像できます。
質感はどうでしょうか?
透き通るような白い器や硝子も涼しげです。
真っ青な色は海をイメージし、深い緑は山の新緑、南国や花火の雰囲気は、見ているだけで明るく楽しい噐をセレクトしてみます
ラタトゥイユをもっと美味しく!器で味わう温度と彩り

暑い太陽の下で育った夏野菜たち。 暑さに負けない体を作るには、元気な野菜を体に摂り入れる事で夏を乗り切ります。
夏野菜の、なすやピーマン、ズッキーニに、玉ねぎやきのこなど、油と相性のいい野菜を オリーブオイルで炒めて、トマトでコトコト煮込みます。
ラタトゥイユの出来上がりです 。冷めても良し、パスタソースにしても良し。
一度に沢山の野菜を美味しく摂れます。
出来たての熱々を食べる時には「熱い」事を知ってもらう為に、あえて耐熱容器の器に 移して出します。
冷えたラタトゥイユは、ガラスの盛鉢や青色の器に盛ると、夏らしい一品に早変りします。
食欲がなくなりやすい夏は、料理の色を鮮やかに引き立てる器を使ってみます。
料理だけでなく、器ごと冷蔵庫で冷やせば、料理をもより一層美味しくなります。
出来上がった料理を、盛れれば何でもいいのではなく、器は冷やしても、温めても良い利点があるので、これを使わない手はありません。
食べる時に、「わぁ、美味しそう!」と言ってもらえたら、ほんのちょっとの事で、食卓が変わると実感すると、食事作りも楽しくなりますね。

この記事を書いた人
柴山甲一
酒器の案内人
バーテンダーとして様々な酒や人生と出会い、人生の数だけ酒の楽しみ方があることを知る。「酒の楽しみ方=人生」と捉える目線から、一人じっくり酒を楽しめる器や、誰かとの語らいを楽しむ器など、人に寄り添い人に合わせた“人生を変える酒器選び”をナビゲートする。飲食店などへも、料理人自身が選び切れない器の中から「酒と会話と料理と」を引き立てる器を提供し、その強いこだわりには信頼と定評を得ている。

この記事を書いた人
柴山典子
器人(うつわびと)
静岡の陶器屋の家に生まれ、幼少の頃より家庭用・飲食店用など様々な器に触れながら育つ、器屋生まれ器屋育ちつまり“生粋の器人”。“日本”が誇るもの文化やそれが反映された道具には深い敬意をもち、感動と関心で心の拍手が止まらない。未知に対して興味津々、驚きと笑いを一緒に分かち合えたら嬉しく人との繋がりに日々感謝。「和モノ」のみならずインテリア物は大好物。