夏の陽気を飲み干す、仲間たちとBBQ
夏の日差しが明るく輝き、仲間たちは笑顔でBBQの準備を始めました。
炭火の燃える音と爽やかな風が、楽しい夏のひと時をやさしく熱くします。
仲間たちは冷え冷えのビールを手に、バーベキューグリルの前で期待に胸を膨らませ、用意した杯にビールを注いで皆に行き渡らせます。
テーブルには新鮮な肉や野菜が並び、焼ける肉の匂いとスパイスの香りにつつまれ、乾杯がはじまりました。
焼き肉のグレードを左右する炭火とビールの冷え
待ちにまったBBQ。炭火にもこだわって備長炭を用意しました。
火がつきにくい難点を補っても肉料理のグレードを高めます。
肉とスパイスの焼ける良い香りが広がり、ビールの冷たさが更に気分を高みへと連れて行ってくれます。
バーベキューソース派と塩でシンプルに食べる派の口論がつづく中、炭火の踊りがBBQを一種の祭典へと昇華します。夏の風はすべてを受け入れてくれます。
仲間と過ごすBBQを引き立てるスパイス
BBQとはいえ料理。
この場を食卓とすると、美味しく食事ができること、ビールに食材が合うこと、など場を引き立てるスパイスが必要です。
どっさりと串にさされた大きな塊の肉。
色鮮やかな夏野菜。
手間はかからないけど、ビールに最適なアウトドア料理アヒージョなど、テーブルを賑やかにしています。
冷えたビールを視覚からもサポートする、凍らせた杯(ビアグラス)の登場です。
夏の陽気に合わせて一層爽やかさを演出します。
笑顔は絶えず、美味しい料理と冷たいビールで幸せなひとときが過ぎてゆきます。
夏は夜。
夜空に星が輝きだす頃になっても、テーブルを囲み語らいや談笑がつづきます。
冷えたビールはいつしか、日本酒や焼酎に変わり、瓶には夜空と焚き火の光を映しています。
本日何度目かになる乾杯の音が夜空に響き渡ります。
焚き火の灯りは場を暖かく照らし、暗闇に笑顔を映し出す装置です。
夏の夜まで続くこの仲間たちとの時間は、炭火の踊りと冷えたビールで彩られ、人生の1ページを刻んでいくことでしょう。
この記事を書いた人
柴山甲一
酒器の案内人
バーテンダーとして様々な酒や人生と出会い、人生の数だけ酒の楽しみ方があることを知る。「酒の楽しみ方=人生」と捉える目線から、一人じっくり酒を楽しめる器や、誰かとの語らいを楽しむ器など、人に寄り添い人に合わせた“人生を変える酒器選び”をナビゲートする。飲食店などへも、料理人自身が選び切れない器の中から「酒と会話と料理と」を引き立てる器を提供し、その強いこだわりには信頼と定評を得ている。
この記事を書いた人
柴山典子
器人(うつわびと)
静岡の陶器屋の家に生まれ、幼少の頃より家庭用・飲食店用など様々な器に触れながら育つ、器屋生まれ器屋育ちつまり“生粋の器人”。“日本”が誇るもの文化やそれが反映された道具には深い敬意をもち、感動と関心で心の拍手が止まらない。未知に対して興味津々、驚きと笑いを一緒に分かち合えたら嬉しく人との繋がりに日々感謝。「和モノ」のみならずインテリア物は大好物。
記事に関連する器のご紹介
織部片口
2,750円(税込)