
高低差をつける盛り付けで、視覚的な楽しさをプラス

緑が豊富な夏野菜なら、素材を生かして、取れたての元気の良い感じを動きのあるように盛ります。
たくさん収穫された時のイメージで、山のように高低差をつけると、見た目にも迫力が 出ますね。
野菜同志でしたら、対称的な色の野菜を選ぶと, メリハリがついて食欲がそそられます。
器をキャンバスに見立てて!創造性を刺激する盛り付け

畑の食材と海の食材を合わせた対称的な組み合せは、器を海に見立て、畑の食材を波と岩、そこに気持ち良さそうに泳いでいる海の食材を表現してみます。
切り方と配置で魅せる盛り付け

脇役の野菜は、断面を大きく見せたり、立体的に切ったり、素材の個性を生かして、目を惹きつけるような、主品より繊細に添えることを意識します。
きれいに並べなくてもいいと思います。
香辛料を上手に使って四つ星シェフに

黑胡椒、岩塩、ガーリック、山椒、ナッツ、ゴマ、パセリやハーブ、チーズ、オイル、ソ ースなどを少しだけ、料理が映えるように最後に優しく、ひとふりするだけ。
それだけで、ぐっと料理の腕が上がったような楽しい一皿になります。

この記事を書いた人
柴山甲一
酒器の案内人
バーテンダーとして様々な酒や人生と出会い、人生の数だけ酒の楽しみ方があることを知る。「酒の楽しみ方=人生」と捉える目線から、一人じっくり酒を楽しめる器や、誰かとの語らいを楽しむ器など、人に寄り添い人に合わせた“人生を変える酒器選び”をナビゲートする。飲食店などへも、料理人自身が選び切れない器の中から「酒と会話と料理と」を引き立てる器を提供し、その強いこだわりには信頼と定評を得ている。

この記事を書いた人
柴山典子
器人(うつわびと)
静岡の陶器屋の家に生まれ、幼少の頃より家庭用・飲食店用など様々な器に触れながら育つ、器屋生まれ器屋育ちつまり“生粋の器人”。“日本”が誇るもの文化やそれが反映された道具には深い敬意をもち、感動と関心で心の拍手が止まらない。未知に対して興味津々、驚きと笑いを一緒に分かち合えたら嬉しく人との繋がりに日々感謝。「和モノ」のみならずインテリア物は大好物。