食材選びから始まる、丁寧な食事
暑い夏、水分の摂り過ぎで夏バテしてしまいます。
体の余分な熱を冷ます食べ物や、水分の代謝を良くする食材を摂り入れる事で、夏バテを防止しましょう。
五感で楽しむ!夏の食卓コーディネート
胃腸の調子が悪いと食欲はなくなります。体を温める食材や消化吸収が良い食材で、胃腸を元気にします。
かぼちゃはオレンジ色が見るからに、体を温めてくれます。ほこほこのかぼちゃが、消化機能を助けてくれます。
胃酸の出過ぎを抑えて、粘膜を保護してくれるのがキャベツです。
ザク切りにしたキャベツに、塩昆布とゴマ油で和えるだけでいくらでも食べられます。
手料理で心も体もリフレッシュ
ストレスなどで血の巡りが滞ってしまっている時には、巡りを良くするセロリがお
すすめです。
香りが独特なので敬遠されがちですが、セロリは熱に強い食材ですので、煮み込料理に使いましょう。
誰もが好きなカレーなら、香辛料にまぎれて、香りもわからなくなってしまいます。
カレーを食べたい時には、ストレスを軽減するチャンスと思って、セロリを一緒に取り 入れて整えましょう。
ストレスで胃腸が弱ったり、イライラして神経が興奮し過ぎると、不眠の原因になってしまいます。
不眠から、体調不良のスパイラルに落ち入ってしまうしれませんね。
万能のじゃがいもが胃腸を整えてくれることで、体力や気力を回復してくれます。
じゃがいもとズッキーニに、血液をサラサらにしてくれる玉ねぎを一緒に、チーズ焼にすれば、子供から大人まで喜んで食べてくれるでしょう。
不眠を改善してくれる夏の人気野菜は、枝豆です。体のバランスを保つ為に、必要な要素を含んでいると言われます。
シンプルに茹で上がった枝豆をせっせと食べて、ぐっすり眠りましょう。
むね肉の調理法と相乗効果
疲労回復には、群を扱いての食材が鳥のむね肉です。
アスリートが食べているのはあたりまえになっていますが、もも肉ではなく、むね肉に意味があるのです。
鳥が長時間飛ぶことが出来るのも、羽のつけ根の筋肉に含まれている抗疲労成分が、多く含まれている為、疲労回復にはもってこいの食材です。
むね肉以外では、回遊魚で知られるマグロやカツオも同じ働きをしてくれます。
細胞が傷つくことで、疲れを感じる疲労感を防いでくれるのです。
同時にご飯や野菜を摂り入れると、脳で幸せ物質が作られ、眠りを深くする作用が働き、不眠の解消にも繋がるようです。
むね肉は、水+塩+砂糖で1日、冷蔵庫で寝かしておくと、しっとりやわらかくなるのでおすすめです。
調理しても硬くならないので、唐揚げにすれば、家の人気メニューになるでしょう。
抗疲労成分のイミダペプチドは熱にも強いので、蒸し鶏のサラダとして、たっぷり体に摂り入れて下さい。
この記事を書いた人
柴山甲一
酒器の案内人
バーテンダーとして様々な酒や人生と出会い、人生の数だけ酒の楽しみ方があることを知る。「酒の楽しみ方=人生」と捉える目線から、一人じっくり酒を楽しめる器や、誰かとの語らいを楽しむ器など、人に寄り添い人に合わせた“人生を変える酒器選び”をナビゲートする。飲食店などへも、料理人自身が選び切れない器の中から「酒と会話と料理と」を引き立てる器を提供し、その強いこだわりには信頼と定評を得ている。
この記事を書いた人
柴山典子
器人(うつわびと)
静岡の陶器屋の家に生まれ、幼少の頃より家庭用・飲食店用など様々な器に触れながら育つ、器屋生まれ器屋育ちつまり“生粋の器人”。“日本”が誇るもの文化やそれが反映された道具には深い敬意をもち、感動と関心で心の拍手が止まらない。未知に対して興味津々、驚きと笑いを一緒に分かち合えたら嬉しく人との繋がりに日々感謝。「和モノ」のみならずインテリア物は大好物。