
開封の瞬間、幸せの香りが広がる
夫婦で迎える年に一度の特別な夜。待ちに待った瞬間がやってきました。
ボジョレーヌーボのワインボトルが優雅に開かれ、その瞬間、豊かな香りが広がります。
鮮やかで深紅のワインが、夫婦の期待と愉しみを包み込みます。
この開封の儀式は、新しい冒険の始まりを告げるかのよう。
自然と微笑みが漏れます。
ワイングラスを傾けて季節の恵みに感謝
夫婦はワイングラスを手に取り、ボジョレーヌーボをゆっくりと嗜みます。
ワインが口に広がるその瞬間、日頃のつまらないことからはもちろん開放され、過去から未来を夢見るような、新鮮でフレッシュな気分に身を置くことになることでしょう。
夫婦の対話にも花を咲かせます。
愛と感謝の言葉が赤いワインと交互に交わされ、夫婦の絆は温まります。
この贅沢な時間幸せな瞬間をとして、夫婦の恒例の人生の風景として、毎年の楽しみで大切な時間です。
夜も進み、ワインもディナーも進む
ボジョレーヌーボと美味しいディナーは切り離せません。
長年連れ添ってお互いの好みも熟知した二人は、この夜のためにお互いの好きなワインのお供を用意し、ディナーに参加させます。
フレッシュな赤の風味と合わせたいレバーのパテ、少し重厚な趣のチーズなど、合わせた料理とキャンドルの灯りの下で、ワインも食事も進む夜は更けてゆきます。
最後の一滴のボジョレーヌーボが飲まれる頃、夫婦の心には満足感と幸福感が広がります。
今年も力強く育った生命、ぶどうが与えてくれる活力をいただくワインに感謝の時間が過ぎてゆきました。
ただの飲み物ではなく夫婦の結びつきを深め、幸せを共有する特別な時間を与えてくれるボジョレーヌーボ、また来年も楽しみの一つです。

この記事を書いた人
柴山甲一
酒器の案内人
バーテンダーとして様々な酒や人生と出会い、人生の数だけ酒の楽しみ方があることを知る。「酒の楽しみ方=人生」と捉える目線から、一人じっくり酒を楽しめる器や、誰かとの語らいを楽しむ器など、人に寄り添い人に合わせた“人生を変える酒器選び”をナビゲートする。飲食店などへも、料理人自身が選び切れない器の中から「酒と会話と料理と」を引き立てる器を提供し、その強いこだわりには信頼と定評を得ている。

この記事を書いた人
柴山典子
器人(うつわびと)
静岡の陶器屋の家に生まれ、幼少の頃より家庭用・飲食店用など様々な器に触れながら育つ、器屋生まれ器屋育ちつまり“生粋の器人”。“日本”が誇るもの文化やそれが反映された道具には深い敬意をもち、感動と関心で心の拍手が止まらない。未知に対して興味津々、驚きと笑いを一緒に分かち合えたら嬉しく人との繋がりに日々感謝。「和モノ」のみならずインテリア物は大好物。
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