姉妹パティシエ誕生、父の日ケーキへの挑戦
父の日が近づくと、小学生の姉妹は今年のスペシャルなプレゼントをどうしようか考えだしました。
そして彼女たちは母親のちからも借りて、父親に感謝の気持ちを伝えるケーキを作ることにしました。
姉妹はキッチンに集まり、パティシエとしての挑戦が始まります。
最初はどんなケーキにするかアイディアを出し合いました。
こんなのがいい、あんなのがいい・・・なかなか意見がまとまらない中、姉妹はそれぞれが”父親が好きなフルール”を考えてやろう、という意見にまとまります。
美味しいケーキというよりは、見た目がすごいケーキを作り上げるために悩ませ、イメージをスケッチしていきました。
キッチンで繰り広げられる甘い作戦、小さなパティシエたちの工夫
アイディアスケッチが固まると、姉妹はエプロンをつけキッチンに立ちます。
母親も一緒になって、小さなパティシエたちはケーキ作りを開始しました。
最初のステップでは、あらかじめ買っておいた材料を並べて、それぞれが担当する部分を決めました。
姉妹たちは初めてのパティシエ体験に興奮しながらも、母親の指導で手際よく作業を進めていきました。
キッチンはチョコレートの香りやバターのいい匂いが広がり、小さなパティシエたちの顔に笑いが満ちていきます。
姉妹は協力の末ケーキ作りを進めます。
彼女たちの工夫とアイディアが、ただのケーキ作りを超えてスペシャルなものに変わることに障害はありませんでした。
感謝の想いを込めた、父へのスペシャルケーキが完成
長い時間をかかって、姉妹は手作りのケーキを完成させました。
ケーキの表面には「ありがとう」という文字がチョコレートで飾られ、それぞれが心を込めて作り上げたフルーツやクリームが不格好ながらも可愛らしく彩りました。
姉妹は完成したケーキを見て、自分たちの手でこんな素敵なものを作れたんだ!ということに感激し、同時に父親が喜ぶ顔を想像しながらワクワクしていました。
ケーキが完成すると、姉妹は母親と一緒にケーキを冷蔵庫へそっとしまいました。
彼女たちの感謝の気持ちがこもった大切なプレゼントは、あとは出番を待つだけになりました。
父の日当日。
普通の夕食を終えた後、姉妹はサプライズのケーキを食卓へ運びます。
父親は驚きの表情でケーキを見つめ、「ありがとう」のプレートをみて意味を悟りました。
父親からも姉妹たちに大きな抱擁をして感謝の言葉を伝えます。
家族全員でケーキを囲み、幸せで特別なひとときが流れていきます。
この小さなパティシエたちの父の日ケーキ大作戦は、家族の愛情と協力の結晶となりました。
姉妹の手で作り上げたスペシャルなケーキは、父親への気持を伝えるだけでなく、家族みんなの心を温かく包み込みました。
この記事を書いた人
柴山甲一
酒器の案内人
バーテンダーとして様々な酒や人生と出会い、人生の数だけ酒の楽しみ方があることを知る。「酒の楽しみ方=人生」と捉える目線から、一人じっくり酒を楽しめる器や、誰かとの語らいを楽しむ器など、人に寄り添い人に合わせた“人生を変える酒器選び”をナビゲートする。飲食店などへも、料理人自身が選び切れない器の中から「酒と会話と料理と」を引き立てる器を提供し、その強いこだわりには信頼と定評を得ている。
この記事を書いた人
柴山典子
器人(うつわびと)
静岡の陶器屋の家に生まれ、幼少の頃より家庭用・飲食店用など様々な器に触れながら育つ、器屋生まれ器屋育ちつまり“生粋の器人”。“日本”が誇るもの文化やそれが反映された道具には深い敬意をもち、感動と関心で心の拍手が止まらない。未知に対して興味津々、驚きと笑いを一緒に分かち合えたら嬉しく人との繋がりに日々感謝。「和モノ」のみならずインテリア物は大好物。
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