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愛ある風景のデザイン作り

何に心が踊る?

きれいに掃除が行き届いた部屋はとても気持ちがいいです。 殺風景すぎるのは何かもの足りない気がします。

朝起きて、今日も頑張ろう!と元気のスイッチが入ったり、家に帰って玄関を開けた時に目にする物が「おかえり」と出迎えてくれるような、心地良いものだとホッと安心感に包まれます。
見ているだけで楽しい!と思えたり、元気になれるから好き!でもいい。
使い勝手の良さからお気に入りになって、愛着がわくから大切にします。
生活の一部になっていくことがとても嬉しく愛おしくなります 。
物が持つパワーを得ることで、エネルギーを手に入れ生活にメリハリもつくでしょう 。

生活に潤いをもたらせる

物との出会いも色々ありますが、一瞬で気に入ったものに出会えた縁。
何日も迷い考えても頭から離れず、考え抜いてやっと手に入れる事ができたのも縁。
本当に悩み手に入れたいものは、時として値段には変えがたいものもあります。
だからこそ、良いものを見極める目をじっくり磨き、手に入れた時には自分で自分を褒めたくなるでしょう。

今まで見えなかったものが、見えてくるかもしれません。
どんな世界なんでしょう? ワンランクアップしたと自負するでしょうね。

家族が自然と集まる空間を作ったり、時間を忘れてしまうほど落ち着ける空間を作ることは、自分をはじめ家族や相手を思いやることで作られていくのでしょう。
1人暮らしの人は、素の自分でいられる空間なだけに、自分がリセットできたり、生活のリズムが作れる場所にすることで部屋にも愛着がわくことでしょう。

愛ある表現の仕方

玄関やリビングに季節の訪れを身近に置いてみることで季節を感じ、うきうきするのは四季がある日本ならではのことかもしれません。

例えば、春なら春を知らせる花を挿してみます。
インテリアも明るく陽ざしが眩しい、器も季節が伝わる物を使ってみましょう。

日本の器は世界の色々な器に比べて、四季折々を表す器の種類は豊富です。
言葉に出さずとも、目にするだけで自然に笑顔になるでしょう。
それは家の中にいる人を想い、大切にしようと思う気遣いからでしょう。

帰ってきた喜びを感じられる空間を玄関で作ってみます。
まずは自分が楽しんで遊び心溢れるお気に入りの場所を作る事で、家族も玄関を開ける楽しみになるでしょう。
1日頑張って疲れて帰ってきた時に、安心感が得られるのはとても嬉しいものです。
自分が潤うかどうかは、ストレスフリーな生活が出来るかどうかかもしれませんね。

ある人は、家の中はできるだけ物を少なくスッキリとしたい。
その代わり自分が良いと思う物は、多少値が張っても一緒に生活する事を選び愛情を持って大切に使い、日々の暮らしのモチベーションを上げてると思います。

又ある人は、スッキリしすぎるのは少し寂しい。
色やデザイン性にこだわる事で、元気のパワーをもらえるかもしれません。

例えば、家具や照明だったり、絵画や雑貨など心踊るものを足しすぎず、上手く引き算しながらバランス良く取り入れてみたいですね。

それぞれ、自分に合った暮らしを作る事で、お気に入りの居場所がきっと笑い声が溢れた場所になるのだと思います。
身近なもので、パワーをもらっているのかもしれませんね。

見ているだけで時間を忘れるような心地良い物に囲まれる暮らしで、潤うなら探す楽しみを常に心踊らせていたいですね。
「逸品に巡り会う為に」エネルギーを費やしてもいいかもしれませんね。
気持ちを豊かにしてくれる物は、日々のモチベーションを上げてくれるはずです。

この記事を書いた人

柴山甲一
酒器の案内人

バーテンダーとして様々な酒や人生と出会い、人生の数だけ酒の楽しみ方があることを知る。「酒の楽しみ方=人生」と捉える目線から、一人じっくり酒を楽しめる器や、誰かとの語らいを楽しむ器など、人に寄り添い人に合わせた“人生を変える酒器選び”をナビゲートする。飲食店などへも、料理人自身が選び切れない器の中から「酒と会話と料理と」を引き立てる器を提供し、その強いこだわりには信頼と定評を得ている。

この記事を書いた人

柴山典子
器人(うつわびと)

静岡の陶器屋の家に生まれ、幼少の頃より家庭用・飲食店用など様々な器に触れながら育つ、器屋生まれ器屋育ちつまり“生粋の器人”。“日本”が誇るもの文化やそれが反映された道具には深い敬意をもち、感動と関心で心の拍手が止まらない。未知に対して興味津々、驚きと笑いを一緒に分かち合えたら嬉しく人との繋がりに日々感謝。「和モノ」のみならずインテリア物は大好物。

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